炭鉱の相次ぐ閉山により「炭鉱から観光」の街へと歩み始めた夕張市は、1980年に「石炭の歴史村」をオープンしました。
住民の雇用を創出して人口流出を抑えた夕張市の政策は高い評価を受け、地域再生のモデル地区として注目されましたが、結果的に採算の取れない観光事業が市の財政を圧迫し、財政破綻へと進んで行く要因となりました。 今回初めて「石炭の歴史村」を訪れて、石炭博物館を始めとする炭鉱関連施設は国のエネルギー政策を支えた炭鉱文化財としての価値が高く、後世に残さなければならない貴重な財産であると実感できました。 無駄な観光施設の象徴の様にマスコミ報道された「ロボット大科学館」は休館中のため見学できませんでしたが、「世界のはくせい館」を見た印象では確かに行き過ぎた観光開発は否めません。 しかし、テーマパークとしての「石炭の歴史村」を考えると、炭鉱の歴史や文化を学ぶだけでは子供向けのセールスポイントが弱く、夕張とは無関係な観光施設や遊園地の建設へと進んで行ったとも感じました。 石炭の歴史村は現在「夕張リゾート株式会社」が運営、入館有料・冬季休館のため注意。 尚、記事に掲載されている「SL館」及び「世界のはくせい館」は、2008年の営業終了後に夕張市に返還され、その後の開館は未定の状況です。
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